脳内日記

頭に浮かんだことダラダラ書いてくゆるーいやつ。特に中身はない脳みその日記みたいなもん。

ちょっとしたひと言

小説は一気に読破したい派。

春休みに入ってからバイト詰めすぎたり車校詰めすぎたりで家で一冊集中して読む時間があんまり取れなくて、春休み前に「何冊か小説読みたいな〜」なんて考えが飛んでった今日この頃。

「小説読む時間取れないなら短いの読もう」

って思って読んだことある小説の短編集を珍しく再読しだして、最近はもっと短い時間で楽しめるのを求めて英詩を読み始めました。

 

読み始めた、って言っても去年授業で使う為に買った「アメリカ名詩選」って本が家にあったから、英語の勉強にもなるかなって軽い気持ち&シンプルに詩を読むのそれなりに好きだから(詳しくはないけど)って感じで。

せっかく買ったのにちょっとしか授業で使ってなくて勿体ない気もしたので。

 

ちなみに去年授業受けてて好きになった詩人は、小説家としても有名なエドガー・アラン・ポーです。

ヘレン To Helen:エドガー・ポーを読む

一個だけオススメ貼っておくので興味ある人読んでみてください。

同じタイトルで数年前に発表された作品の方が全然有名で授業で買った本にもそっちしか載ってないけど、こっちの方が個人的には全然好き。

(あくまで自分の感覚でだけど)ポーの他の詩にもたまに現れる女性に対する耽美さみたいなものだったり、物語的な雰囲気が👍👍

 

って前置きはこの辺にして

 

みんな詩を読むときってどんな風に読みます?

自分頭悪いのであんまり深く考えられないんですけど、最近読んでて気になったことがあって。

「誰目線か、主人公誰なのか」

って。

この春休みに知っためちゃくちゃ好みな詩を書いてるウィリアム・カーロス・ウィリアムズって方がいるんですけど、その人の“This is just to say” って詩(下に貼っておきます)を読んだ時、自分は何の疑いもなく「これは中年の旦那さん目線の詩で、奥さんに宛てたものなんだろうな」って思ってたんですけど、この詩について他の人の感想・考察なんかを調べてみたら、「若いカップルの詩」だとか「子供から親に宛てた詩」って読んでた人もいて、たしかに言われてみれば「中年の旦那さん」だってわかる描写なんて全くなくて不思議だな〜って思ったんです。

詩の内容はすごく簡単で詩というよりメモの端書みたいな感じなんですけど、逆にそのシンプルさが読み手に自由を与えてて面白いな〜って思いました。

 

もちろん「目線」がしっかり断定できる作品もあるけど、はっきりした証拠が無いものは主人公がどんな年齢層の人かを色々想定して読んでみるとまた少し詩が違う雰囲気になって楽しいです。

 

This Is Just to Say

       William Carlos Williams

I have eaten
the plums
that were in
the icebox

and which
you were probably
saving
for breakfast

Forgive me
they were delicious
so sweet
and so cold

 

ちょっとしたひと言

         ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ

冷蔵庫に

入っていた

すもも

たぶん君が

 

朝食の

ために

とって置いたものを

失敬した

 

ごめん

うまかった

実に甘くて

冷たくて

【訳は アメリカ名詩選(岩波文庫)からです。】

 

この人の「啓示」って詩が1番好きです

良かったらオススメの詩なんか教えてください

叙述トリック系の小説好きで小説の時は目線とか注意して読むのに、なんで今更って感じだ。